私は大学生の頃からを相場やっていたので(最初は株から)、
これまで何人ものトレーダーに実際に会ったことがあります。

話を聞いてみると、どうやら勝っている裁量トレーダーにはいくつかの共通点があるようです。
その1つは

少数のメジャーなテクニカル指標しか使わない

ということです。

メジャーなテクニカル指標というのは

  • 移動平均線
  • トレンドライン
  • サポート・レジスタンス
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • MACD
  • RSI

この辺りの誰でも知っているようなテクニカルで、2~3つ位しか使っていません。
あとはアクセントとしてフィボナッチ位でしょうか。

極端な人だと、ティックしか見ないという人もいます。
(その人はそれで全ての時間軸のチャートが頭に描けるそうです。バケモノですね。)

「○○波動」とか「△△チャート」や
難しい計算式を使ったテクニカルやは興味がなくて、

「そんなもんはオカルトだよ」
「大勢が使ってるから意味がある」

みんな揃ってこう言います。

伝説は神話だった

W・D・ギャン

この事について面白い話が1つあります。

「ギャン理論」ってご存知でしょうか?

ウィリアム・デルバート・ギャン。
5000万ドル(今の価値に直すと50億ドル)稼いだといわれる伝説のトレーダーで、「ギャン・アングル」とか「カージナル・スクウェア」といった独自のテクニカルを展開した人です。

日本でも何冊も本が出ています。
読んでみると、それはなんとなく相場をうまく説明できているような気もします。

しかし、このギャン理論について
アレキサンダー・エルダー博士ラリー・ウィリアムズは著書の中でこう書いています。

衝撃ですよ。

 いろいろな便乗商法で「ギャン講座」や「ギャンのソフトウエア」が売られている。それらは、ギャンがこれまでのトレーダーで最も優れたひとりであり、5000万ドルの財産を残したなどと主張する。私はボストン・バンクのアナリストをしているW・D・ギャンの息子と面談した。彼は私にこう言った。有名な父はトレーディングで家族を養うことはできなかった。それで、トレーディングに関する本を書いて売ることで生計を立てた。W・D・ギャンが1950年代になくなったとき、家を含む彼の遺産は10万ドルをわずかに超える評価額だった。トレーディング界の巨人であるW・D・ギャンの伝説は、だまされやすい顧客に講座やほかのツールを売る人々によって不滅のものになっている。

「投資苑-心理・戦略・資金管理」 より

 私はR・N・エリオットや数人の一流占星術師などに加えて、W・D・ギャンの著作も研究した。それらは結局のところ、すべて時間の浪費だった。やがて、私は幸運にもギャンの息子に遭うことが出来た。彼はニューヨークでブローカーをやっており、彼の父は単にチャーチストだと私に説明した。父はみんなの言うとおり優れているのなら、その息子が今でも「ほほ笑みながら電話をしていて、顧客にトレードを勧めている」はずはないだろうと、彼は私に言った。父親が宣伝されるせいで多くの人が聖杯を求めて彼のとろこにやって来るので、彼はいくぶん迷惑しているようだった。聖杯があるなら、それは息子には決して手渡されなかったのだ。

 私はまた、ギャンの公演を手配したり宣伝をしたりしていたF・B・サッチャーにも会った。サッチャーが亡くなる5年前に、私は彼と手紙のやりとりをした。そのなかで、ギャンは必ずしも株式トレーダーとして優れていたわけではなく、宣伝が上手だっただけだとサッチャーは認めた。

「ラリー・ウィリアムズの株式必勝法」 より

※太字は雨宮が付けました

これほんとビックリです・・・

現在価値で約5,000億円を稼いだ”伝説”のトレーダーの実体は、
ネットスラングでいうところの単なる商材屋だったというわけです。

伝説は神話だったんですね。。。

シンプルイズベスト?

今度は「SACキャピタル」や「ゴールドマンサックス」のアドバイザーも務めた大物、トム・デマークの言葉の引用です。

 最適化モデルとか人工知能とか、高等数学を使ってなんでもやれる連中を雇いました。17人のプログラマーを使って4~5年検証した結果、分かったことは、基本的な4~5種類のシステムの成績が1番だということでした。

「マーケットの魔術師 システムトレーダー編」 より

トム・デマークはシステムトレーダーですが、
最初にふれた裁量トレーダーの人たちと似たようなことを言っています。

私を含めほとんどの人は高度な計算や設備を使うことができませんし、
手持ちの武器で相場観を磨いた方がいいのでしょうね。

他にも共通点はあるのですが、それはまた追々書きたいと思います。

トレードに必要な要素は大きく分けて
[box_b]

  • 売買ルール
  • 資金管理
  • 心理

[/box_b]の3つがよく挙げられます。

売買ルール
そもそも勝てる売買ルールがなければ話になりません。

資金管理
売買ルールに優位性があっても無理なロットで取引すると破産してしまいます。

心理(メンタル)
負けた時の恐怖や、勝った時の強欲から無茶なトレードをやらかすかもしれません。

もちろん全部大事なことですが、
どれに重きをおくかは人それぞれだったりします。

「マーケットの魔術師」の考えは

『システムトレード基本と原則』という本の中で、
著者が15人の凄腕トレーダーにインタビューしています。

投資コンテスト「ロビンスカップ」で史上初の3連覇をした”アンドレア・アンガー”や、
“トム・デマーク”、”ラリー・ウィリアムズ”、”マーク・D・クック”など
一度は本で読んだことがあるそうそうたるメンバーです。

裁量トレーダーもいればシステムトレーダーもいるし、
個人トレーダーもいればファンドマネージャーもいるし、
投資対象も先物・オプション・株式・為替と様々ですが、
トレーダーとして必要な素養に違いはないようです。

さて、著者が彼らに
「読者にアドバイスを下さい。彼らはどこに焦点をあてるべきでしょう?」
と聞いたところ
[box_b]
「資金管理」 ・・・ 2人
「売買ルール」 ・・・ 7人
「心理」 ・・・ 6人
[/box_b]という答えが返って来たようです。→(画像)
「資金管理」という人が少ないのは、なんか意外ですね。

日本人の書いた書籍や情報商材だと、
「心理(メンタル)」が重要だという人が多い気がします。

あなたはどう思いますか?

catch-algo

今日はひとつ興味深い動画を紹介します。

アルゴリズムトレーディングに関する話で、「ここまでやるのか・・・」という内容です。

これを観たからといってFXで勝てるようになるわけでは全くないので、読みものという感じで観て下さい^^後半から面白くなってきます。

マウスを1クリックするのにかかる時間は500,000マイクロ秒。
しかしウォール街のアルゴリズム戦争では、5マイクロ秒遅れたものは敗者だ。


※左下の三角ボタンを押して再生すると字幕付きになります。

うまく再生できない場合はこちら

catch-10line


先週、縁あってある専業トレーダーさんのプライベートセミナー(勉強会)に参加してきました。

表立って活動していないため(ブログもありません)、知る人ぞ知るどころか、知り合いしか知らない人なのですが、調子がいい時は月の利益が1千万円を超えるそうです。

私は仕事関係の知人から聞きつけて、ねじ込んでもらいました。

ちなみに裁量トレーダーです。
(自動売買には否定的でした)

参加者はFXを全く知らない人もいたため、
テーマはズバリ

「誰でもできる、月利10%を出すライントレード」

私は当日に内容を知ったので、「今さらライントレード…orz」という感じでした。

だってライントレードって
「どのスケールで引くのか」「ヒゲをどう評価するのか」「アラウンドってどこまで?」
などなど、結局はトレーダーの裁量によるところが大きくて、
「理屈はわかるけど実際やってみるとこれで良いのか分からない…」
っていう典型だったりします。

※今検証中のゴールデンスパイダーFXもラインを引いてくれますが、いくつも同時に描画されるので、それらをどう使うかは相場観が必要です。

なので正直なめてたんですけど、30分後には後悔することになります。

この方法は「誰でも出来る」というのがまさにキモで、
引けるラインは1パターンのみでした。


「ここからここに向かって引く」
「こうなったら引き直し」
「この時点でブレイクと認識」
「○Pipsで利食い、●Pipsで損切り」

と基準がハッキリ決まっていました。

ひとまず結果は置いておくと、再現性は100%になるわけです。
(それ以外にやりようがないため)

確かに少し変わったやり方ではあるんですが、あまりにシンプルなんで

「ホントにこれだけで月利10%いくんですか?」

と聞いてみたのですが

「普通に行きますね。でも裁量でエントリー絞ればもっと行けますよ。」

とのことでした。
その裁量でのエントリーのやり方も聞いています。

まだ「話盛ってるだろ・・・」とは思ってるんですが、それはやってみればわかります。
再現性100%ということは、MT4で検証できるということです^^

ということで、合間を見てEAを作ってみますので、続報をお待ちください。