トレーリングストップ


注文画面などでトレーリングストップとかトレール注文などという記載をご覧になったことがありませんか?
聞いたことはあるけど、使い方がイマイチ分からないという声をよく耳にします。

そこでトレーリングストップ(トレール注文)について簡単に説明します。
実際の注文方法や設定条件などはご利用の業者によって多少異なりますが概念は同じことです。
知っているととても便利で、相場をいつもチェックしていられない忙しい方には特に役に立ちますからぜひ活用して下さい。

トレーリングストップとは価格の動きに応じて逆指値の決済注文(損切のストップ注文)が自動的に価格を追尾して変更される注文方法です。
トレール(trail)とは「通った跡」や「引きずる」と言う意味で、相場の実勢価格の動きを追うようにストップ注文の価格も変更されます。

と言われてもピンときませんよね。
それでは具体例でご説明します。
もちろん売り・買いどちらのポジションにもこのトレーリングストップを設定できますが、ここでは買いの場合で説明します。

現在ドル円のレートが78.00円で、あなたは上ると予想して買ったとします。
ただし予想に反して下がってしまった場合のために、50pips(50銭)のトレーリングストップ注文を出しておきます。
このまま上ることなく下がってしまえば、77.50円でストップ注文が執行され損切になります。

さてドル円はあなたの予想通り上昇して79.50円になりました。
このときトレーリングストップではなく通常のストップ注文だった場合、ストップ位置は77.50円のまま変更はありません。
しかしあなたの出した50pipsのトレーリングストップ注文は、50pipsの値幅を維持したまま価格の上昇に合わせてストップの位置を自動的に上昇させています。
つまり実際の価格が79.50円である現在、ストップ位置は79.00円になっています。

この後実際の価格は79.20円まで下がったとします。
ただしこの場合のストップ位置は79.00円のまま変更ありません。
つまり価格があなたの有利な方向へ動いた場合にのみ自動的にストップ位置をトレールさせ、不利な方向へ動いてもストップ位置を変更することはありません。

ここから実際の価格は80.50円まで上昇した後、77.00円まで急落したとします。
しかしあなたはこの間忙しくて相場をチェックする暇がありませんでした。

トレーリングストップ

さあ、この結果はもうお分かりですね。
トレーリングストップを設定していたこのポジションは80.00円で決済され、あなたの口座には200pips(2円)分の利益が残りました。
もしトレーリングストップではなく通常のストップ注文を77.50円に置いたままであれば、一時は250pips(2円50銭)もの利益が乗ったポジションが、50pipsの損失に終わっていたということになります。

すでに取引をされている方はご自分の予想通りに相場が動いて一度はかなり利益が乗ったポジションが、相場が反転してしまい結局ストップがついてマイナスで終わってしまったという経験をお持ちではないですか?
為替相場は24時間動いており、ずっと監視しているわけにはいきません。このトレーリングストップは相場を見ていられなくても、リスクを軽減しながらできるだけ多くの利益を狙える便利な機能だと言えるでしょう。

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