ドローダウン(最大ドローダウンと初期ドローダウン)


ドローダウンはシステムトレードを考える上で、最も重要な評価指標の一つと言えます。
中でもシステムトレードにおいてとりわけ重要なのが「最大ドローダウン」です。

ドローダウンとは投資資金が一時的に損失を受けて目減りした下落率のことです。
100万円の資金が90万円に減少すれば、10%のドローダウンということになります。

そして最大ドローダウンとは、運用期間中の最も大きなドローダウンのことで、
システムを評価する上で非常に重要な指標になります。

例えば100万円の初期投資資金を最終的に300万円に増加させた
AとBの二つのシステムがあったとします。

Aシステムの100万円が300万円になる過程での最大ドローダウンは、
投資資金が200万円まで増加した後、180万円まで20万円目減りした部分ですね。

つまり10%の最大ドローダウンということになります。

ドローダウンA

Bシステムは、投資資金が順調に250万円まで増加したところで、
一時150万円まで100万円減少していますね。

つまり40%の最大ドローダウンということになります。

ドローダウンB

最終的にはどちらも初期資金100万円が300万円まで増加した、
「利回り200%」という素晴らしいシステムですが、

システムBは資金を大きく毀損してしまう可能性があり、
システムAは同じ利回りでもリスクが少なく安定していることが分かります。

(こんなファンドがあれば私もぜひ投資したいです・・・)

一方、初期ドローダウンは初期資金がどれだけ目減りしたかを表します。

例えば初期投資資金が100万円で、
運用を開始してから一度も100万円を割り込まなければ、初期ドローダウンは0になります。

しかし初期の資金をあまり割り込むと、その後の運用成績に大きく影響しますし、
場合によっては継続運用が困難になってしまいます。

先程のBシステムを例に考えると、運用開始すぐに最大ドローダウンの40%の下落が発生した場合、
資金は一時的に60万円まで減少してしまい、その後の運用に致命的打撃を与えてしまいますね。

システムトレードは運用を開始するタイミングによっても
運用効率が大きく変わってしまうということですね。

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